今日、総勢8名の瀬戸内オフ会、ぬげー楽しかった!です!
我、本当に再誕したのでモリモリ頑張ってみます。
ああーーーーーーーーーーんもう冬コミ楽しみですね皆さん!!!!!
そして(あるかわからないけど)3の第弐衣装染が白×赤の巫女色でありますようにとの願いを込めて。
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まるで稚児装束のような若草色の水干に包まれた体は手足がすらりと伸びてしなやかだった。舞うように大ぶりの輪刀を振り回すその姿からは到底想像出来ないが、浴びる血飛沫さえ美しく見せる空気の流れが、元親の脳裏に情欲にまみれた元就の肢体をよみがえらせた。烏帽子のような兜を目深に被り、口元を薄淡い布で覆い隠した禁欲的な輪郭が元親の肉欲を強引に呼び覚ます。その素肌を知っている。喉が渇いてはりついた。
「元就」
四国に敗れた中国は長曾我部の傘下に置かれた。毛利の家名を残す為に元親が出した条件は、当主元就の人質だった。
「おいで」
人形のように飾って愛でるだけでは物足りない。毛利元就は戦場に舞ってこそ価値がある。そして夜毎に腕の中で泣き喚く姿に、稚児装束も間違いではないと元親は笑った。
血濡れた輪刀を携え、神楽と見紛う足取りで近づく元就を迎えた。手を伸ばして金の面紗の上から唇をさする。
「アンタには赤が似合うな。今度、赤い水干を用意しよう」
返り血を浴びた能面がほんの僅かに歪んだ。――――瞬間、元親の首に輪刀の鋭い刃が突き付けられた。
微かに皮膚にめり込んだ刃が鮮血の珠を作った。
「…はっ、俺は殺せねえだろう」
元就の無駄な足掻きなど痛くも痒くもない。本人も理解してなお抵抗をやめないのだから、可愛いものだ。
「心配しなくても愛でてやる…アンタが満足するまでな」
たとえ死してもその屍を愛で尽くす。顎を掴み、元親は元就の形の歪んだ薄い唇を奪った。
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第弐の口布の呼称を教えていただいたので早速使ってみたよ!
面紗~!
巫女衣装もーーーーり見たいです 誰かよろしくお願いします
ツイッタ見てたら今日がいい夫婦の日だったと気づいたので急遽
でも付き合ってすらいない。
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同居を始めて早一年と数ヶ月と何日か。家賃を安く済ませたいと真顔で言われて何かと思えば同居のお誘いだった。友人と言うよりは知人に近い関係だった同じ大学の毛利元就とこの生活を始めてから変わったことは特にない。男同士気を使うことなく、たまにくだらない事で喧嘩しながらも毎日仲良くやっている。
「おーい、帰ったぞ」
帰りに寄ってきたスーパーの袋をガサガサ言わせながら玄関の戸を開けると、入ってすぐの間にある小さな台所に立っていたエプロン姿の毛利と目が合った。
「おかえり」
「…おう、ただいま」
そういえば今日は午後の授業が休講だからと、食事当番を変わってくれたんだった。夕飯は冷蔵庫にある余り物で作ろうと考えていたから、切らした調味料とかちょっとした野菜とかそんな程度しか買ってきてはいない。無駄な買い物をしたことにはならないが。
「…うーん」
何だ、と落ち着いた一重の眼に見つめられて、慌てて何でもないと首を振った。エプロン姿の毛利に出迎えられると、なんとなく不思議な気分になった。
「野菜スープ」
「豚肉も入っておる」
「あっ、ゴマ油買ってきたぜ。香り付けにちょっと垂らせよ」
「気が利くな」
毛利のことだから「長曾我部にしては」とでも言いたいんだろうが、褒められるのは素直に嬉しい。こいつと出会ってから相当捻くれたけどな、俺も。
「味見するか」
「おっサンキュー………」
そこではたと気づいた。顔が近い。
俺が毛利の肩越しに鍋を覗いてるんだから当たり前だ。
「…先ほどからどうした」
「いや…気にしないでくれ…」
毛利から味見用の小皿を受け取って、注がれたスープを息で少し冷ましてから口をつけた。
ここ最近ちょっとおかしいんだよなあ、俺。こいつと同居してから変わったことなんて本当に、これと言って、全く、ないんだけど。
「あー、美味え」
毛利の作った料理がすげぇ美味く感じるのは何でだ。
「ふ…当然であろう」
野菜の旨味がどうとか鶏がらがどうとかはどうでもいいけど、毛利の得意げに笑った顔がすげぇ可愛く思えるのは、一体何でなんだ。
わかってて痴漢される元就に萌えるんです
朝のラッシュアワーは本当に嫌になる。毎日がこれの繰り返しだ。春はぬるいし夏は寒い、秋は丁度いいが冬は暑い。空調に関していっそ電鉄会社に苦情でも入れてやろうかと思う元就だったが、どうせ改善されることもあるまいと諦めている。
なによりもこの人の多さ。超満員の車内は息苦しいだけではない。
「…ぁ……」
毎日のことだから、乗り込む車両は大抵決まっている。乗り込んだ後に落ち着く場所も大体いつも同じで、元就は丁度、進行方向左側の車両の角に背を凭れさせるように立っている。
そんな元就の目の前に立ち塞がる巨躯の男も、いつも同じだった。
「は…ぁ、」
元就が零した吐息は男のスーツが吸い込んでくれた。
初めの内はスラックスの上から股間を撫でられるだけだったが、次第に行為はエスカレートしていき、今では弛めたベルトの中に手を突っ込まれ、大胆にもペニスを直接扱かれている。つまり痴漢をされているわけだ。軽い接触から突然直に握られたときはあまりの羞恥に硬直したが、今ではなれたものだった。
「…ぅ、……ぁ」
それにこの男、相当の手練れである。
確かに嫌悪はあった。しかし、抗えない快楽に包まれて、ただ股間を撫でられていただけだった頃から元就は抵抗すらしなかった。否、出来なかった。
電車の中で、いつ誰にばれるともわからない公共の場で、朝っぱらから男に淫らな行為を強いられるなど。
「あ、ぁ、…ぁっ」
思わず背中を丸めて男の胸に顔を埋めた。奥歯を噛み締めて体を震わせる。
「――――っ…!」
下着の中が熱くなって、元就は自己嫌悪に陥った。今日も、男の手の中で射精してしまった。
額に汗を滲ませながら、上手く力の入らない両手を後ろ手に壁に押し付ける。ぐっと力を振り絞って己の足でしっかりと立つと、元就は二十センチ程上にある男の顔を見上げた。
「…………」
元就は、いつも理解出来ないでいる。何故こんな、女に不自由していないような精悍な顔立ちの男が、自分のような貧相な男を毎日飽きもせず構うのかと。日本人離れした目鼻立ちのくっきりとした顔に、青い瞳が美しい。整髪剤で無造作にかき上げられた銀髪は地毛だろうか。じっと、熱い眼に見下ろされるのは落ち着かない。
それから間もなく、元就の降車駅についた。目の前の男が何処の駅で降りるかは知らなかった。濡れた股間が気持ち悪かったが、元就は男から目を逸らして何食わぬ顔で電車を降りた。
ホームに出た途端に、肌を蒸らす湿気に顔をしかめる。やはり、苦情を入れなくてよかったのかもしれない。
明日もどうせ熱くなるのだ、寒いくらいが丁度いい。クーラーで冷え切った車内を恋しく思いながら、元就は額の汗を手の甲で拭った。
中学、高校と音大附属で、一緒にピアノ科目指してたのに、元親は格好いいからって理由だけでサックス科を受験。二人ともピアノとサックスで受かったけど、そもそも元親がサックスやってるのも知らなかったし、受験直前までピアノ科を受けると思っていたから裏切られたみたいな感じになって元就は元親と距離を置くようになってしまう。
本当は元親にも「格好いいから」ってだけじゃなくてサックス科に行った理由はあるんだけど、元就が避けるから言えないまま大学生活がすぎていく。
3年になってやっとメインで演奏会に出られるくらいの実力を確立した頃に、元親は元就にソロの伴奏をお願いする。
初めは拒否してた元就だったけど、高校の頃一緒に弾いた連弾とか二台ピアノとか元親とのアンサンブルを思い出して承諾することに。
で、演奏会までにどんどん距離が縮まっていくっていうか…ハァハァ
元親は、自分のピアノの腕に限界を感じていたとかだと萌える。だけど元就と一緒にいたかったから同じ大学を選んだ。
実は小さい頃からサックスをやっていて、いつか元就とアンサンブルしたかったけど下手なままじゃ元就にも元就の演奏にも失礼だからとずっと言わなかった。で、大学で周りに刺激されながら大きく成長、やっと元就に追いつけてきたかもしれないと思って伴奏を頼んだ。
何よりも、元親は元就のピアノが大好きで、元就のピアノが聴ければ自分は弾かなくてもいいって満足していた。
でも元就は元親のピアノの音が一番好きで、まだ粗削りだけど力強く繊細な音楽が心地好かった。
演奏会が終わった後、元親のサックスを誉めた元就は、それでも「また元親のピアノが聴きたい」って言いながら涙ぐめばいい。
それまでは友達の延長みたいな関係だったけど、そんな元就を見て初めて元親は恋を自覚する。
元就は元親を友達のままだと思っているから、これからどうやって二人の距離を縮めていこうかと悩み始める。
っていう。
実際の音大生には萌えませんが親就だと萌える不思議。
ちなみに元親はドからオクターブ上のファまで軽く届くほど手が大きいけど、元就はドからミがギリギリなくらいの通常サイズ。
元就は元親の弾くラフマとかリストが大好きだったりすると萌える…ハァハァ
そのうち二人でリサイタル開けばいいじゃない
ミクシにあげたSS持ってきました~
時間あったら向こうに上げたネタも形にしたいです。
以下全部親就
★てんやの夏限定メニューが親就っぽい
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「俺、海天丼のご飯大盛りで」
席につくなり注文を終わらせた元親に、元就は内心少し焦りながらもメニューを見つめた。
「また魚介…貴様はほんに魚が好きよな」
「だって漁師盛りだぜ、ていうか元就は何にするんだよ」
「答えになっておらぬ。大体貴様の注文が早過ぎるから…ええい、決まらぬ」
悩む元就に悪いなと謝りつつ、もうちょっと待ってもらえますか、と元親がにこやかに話し掛けると、見ようによっては女子高生にも見える若い店員は、頬を染めつつ「ごゆっくりお決め下さい」と言った。こんな時、この男の本職はホストなのではないかと思う元就だが、一度も口にしたことはない。
「…この、国産野菜天丼を…ご飯小盛りで」
「小盛りぃ~?そんなだからほっせぇんだよお前は。もっと食え」
「うるさい」
やっと決まり注文したにも関わらず、元親が茶々をいれてきた。ついでに店員が元親の顔を見ながら「小盛りで宜しいですか?」と聞くものだから、元就は意地になって「小盛りで!」と返し、メニューをテーブルの横に立て掛けた。
機嫌を損ねた元就の頬をつつきながら、何怒ってんだよと笑う元親に彼はまたしてもため息をついてしまった。結局、元親の天然タラシっぷりに一々気を揉んでいたら疲れるだけである。
「何でもない。つつくな、鬱陶しい」
「元就のほっぺ意外に柔らかいんだよな」
「………貴様には負けるな」
「ひたたたたたっ…ッてーよ!」
お返しに、手加減せずにつねった元親の頬が餅のように伸びたので、元就は思わず笑みを零した。
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★「クイズ雑学王」で鮫がどうして魚偏に交わるなのかって雑学を見て
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“入れた”時が一番気持ちが良い。だから元親はその時が興奮の絶頂だと言う。何でも、「元就と繋がった瞬間に頭が真っ白になる」らしい。元就は自他共に性格は難点だと認めているが眉目だけは良いので、二十歳を越える前に女性と体の関係を持ったことは何度かあった。が、セックスで頭が真っ白になるなど今まで一度として体験したことはない。
元親に抱かれるのはもう慣れたし、初めの頃の痛みと違和感しか感じなかった行為にも何か特別なものを見出だせるようになった。しかし、幾ら射精しても元親のように頭が真っ白になる程の昂揚は得られない。
元親が羨ましいわけではないが、二人の間にある温度に結構な差があることには気付いていた。
「はあっはあっ」
だから、繋がると元親は周りが見えなくなる。今だって、元親には何も見えていない―――元就以外。内側まで見透かすような元親の眼に見詰められ、元就はいつも落ち着かなかった。
「はぁっ、元就、元就」
元親の隻眼には何が見えるのだろうか。こんな風に誰かが夢中になれるような人間ではないと元就は卑下する。しかし残念ながら、それは恐らく卑下ではなく世間一般の見解であり、至極まっとうな自己評価であった。元就も自分をわかっているからこそ、疑問に思うのだ。元親の隻眼には何が見えるのだろうか、と。
「はあ、ぁ、あ…となり、元就、あぁ、」
そしてこれが一番厄介だった。首筋に歯を立てられ、元就は顔を歪めた。
元就しか見えていないと言うことは、自分さえも見失っていると言うこと。盛りきった人間はつまり獣であるから、本能に従って行動する。力の加減も忘れるので、元就は押さえつけられ犯されるまま、首筋に噛み付く元親を振りほどけないでいた。
「ふっ、ふうっ、ふっ、」
元親の荒い息が痛みに痺れる皮膚を更に熱くした。かつては本当に食いちぎられるのではないかと恐怖したが、今では元親の行動を冷静に分析出来る余裕さえある。
「うっ」
痛みが快感に変わることはない。それでも、元親との関係を終わらせたいとは微塵も思わなかった。
「――――――、」
元親が呻きながら射精した。
唯一理性が揺らぐのはこの瞬間。元親のペニスから溢れ出た精液が腹の中の粘膜を震わせる時、元就は微かな眩暈を覚えた。
突き詰めれば、元親と同じように獣に成り下がるか―――唾液に塗れた首筋は当たり前だが血など出ていないくせに。
いつの間にか射精していたことに気付いて、元就は元親の目を塞いだ。
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★日焼けを気にするアニキで遊ぶ元就
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アネキ!アネキ!とアネキコールがやまない。我の名はアネキではないと言っているのにしつこい奴らよ。
「会いたくない?」
折角四国へ出向いたのに、元親は我に会いたくないと言った。らしい。
「…………」
「はい、いやあの、会いたくないわけじゃないんすけど…今はそっとして下さると…」
「…………」
愚劣な。
あ、アネキぃぃ~と情けない声が後ろから追いかけてきたが、気にも留めずに元親の部屋の襖を開け放った。
「!!」
途端に、室内でうごめいていた巨大な肉達磨が跳びはねた。どうやら肌に何かの薬を塗り込んでいたようだ。
つまり上半身を真っ赤にした元親がいた。
「…なんぞ、達磨のまね事か?」
「も、元就なんでここに…って日焼けだよちくしょう!」
なるほど、暑さにまかせて上着を脱いで船上にいたところ、城に帰る頃には真っ赤に焼けていたのだと言う。いつも日焼け止めの薬を塗りたくる癖に、と突っ込むと、泳いだら流れ落ちたことに気づかなかったらしい。
憐れになるほどの阿呆だな。
「その程度で引きこもりとは…」
「うるせえ!俺にとっちゃ重大な問題なんだよっ」
涙目の元親に見上げられ、胸がくすぐったくなった。この感情は…一体。
「…………」
ガリっ
「いッ…!?」
無言で二の腕の辺りを引っかくと、元親が目を見開いて信じられないと言うような顔をした。
「…え…元就…」
「……………」
ふむ、興が乗った。
ガリっ
「なっ!?って痛っ、いてぇっいっ」
ガリっ
「いだっ、ちょっ…もっ…
元就いいぃぃぃぃ!!」
楽しんでいたのだが、絶叫した元親に両腕ごと抱き込められて、身動きが取れなくなってしまった。
…暑い。
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日常的にイチャイチャもだもだしてる親就が好きです。