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親就が熱い
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親→♀就→ザビー様
佐→かす
(いつき←)政→♀幸→vお館様
慶+市
物凄い合コンネタ、序章。例によって続かない…orz

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 婆娑羅大学の歴史研究同好会には才色兼備の美女達が揃っている。―――と、言う噂は婆娑羅大学内だけでなく近隣の他大学にも広く有名だ。
 女子は誰でも入会出来るが、男は認められた者しかその敷居を跨ぐ事は出来ない。勿論それは、会員の美女達に鼻の下を伸ばして近付かんとする不純な動機の男達を排除するのが目的であり、純粋に歴史に興味があり、講義では扱わないコアな議題で討論したいと言う者であれば、老若男女問わず大歓迎なのである。しかし些かマニアックが過ぎ、更には周りからの評価(主に外見への)が高過ぎる為に、かえって一般人を遠ざける結果となっていた。
 因みに、美女達には既にそれぞれ想い人ないし恋人が存在している。それは許婚であったり、将来を約束した仲であったりと区々だが、そんじょそこらの男が彼女らを恋人にするなど、夢のまた夢なのだ。

「―――…と、難攻不落所か希望の欠片もありませんが、ついに婆娑羅大歴研美女達との合コンの約束を取り付ける事が出来ました!皆さん、俺様に拍手、拍手!むしろ色々献上しなさい金目の物とか!」
 ワッ、と盛り上がる教室には四人の男達。色濃い疲労と極度の達成感に浸るは猿飛佐助、婆娑羅大学歴史研究同好会のメンバーの一人を幼馴染に持つ、情報収集及び情報操作が趣味の、味方だと頼もしい安土第六大学二年生である。
「よくやった佐助、本っ当によくやった!」
「ありがとう佐助様ー!」
「礼だ、Receive it.」
「食いかけのチュッパチャップスなんて要るかよ!!」
 口々に言うのは上から長曾我部元親、前田慶次、伊達政宗、全員佐助と同じく安土第六大学の二年生だ。政宗が差し出した、今まで彼の口に突っ込まれていたチュッパチャップスソーダ味を叩き落とすと、佐助はギラギラとした目で三人を睨んだ。
「わかってんの?マジで、冗談抜きで大変だったんだからね。幾ら幼馴染が居るとは言え、それが幸村の旦那じゃあ合コンって単語聞いただけで『破廉恥でござるぅー!!』なんて叫んで話にならなかったんだよ。先ず旦那を説き伏せて、それから旦那に歴研の子達説得してもらうまでにどれだけの時間を費やしたと思ってんの。その上アンタら無茶な要求ばっかしやがってそれを叶えてあげる為に俺様が必死で奔走したのわかってる!?特に眼帯馬鹿二人!!」
 本当の本当に大変だったのだろう、心なしか目の下にクマまで出来ているように見える佐助に、流石の彼等も反省した。いそいそと財布を取り出し、それぞれ千円札を一枚取り出す。ありがとうございます、と頭を下げながら計三千円の礼金を佐助に渡した。
 少ないがまぁ良いだろう、と寛大な心でそれを許した佐助は、気を取り直して懐からメモ帳を取り出す。
「いい、言っておくけど、かすがちゃんには手出さないでよ」
「かすがって、金髪glamourか」
「そうだよ、絶対駄目だからね」
 佐助はメモ帳に書かれた目当ての美女の名前に、彼女を思い浮かべては存分にニヤけた。政宗がそんな佐助に、誰が手ぇ出すかよ、と毒づく。政宗の狙いは、佐助の幼馴染である幸村であった。
「まぁ…あえて何も言わないけど政宗って…あのでっかい三つ編みのちっさい子と言い…童顔好きだよねって言うかロリコ」
「しっかり何か言ってんじゃねぇか大体いつきは従姉妹だっつーの!」
「ボインもロリコンもいいからよ、俺が頼んだ子は?」
 怒鳴る政宗を押し退け、身を乗り出したのは元親だった。弾みで座っていた椅子から落ちそうになった政宗は元親を蹴飛ばすが、元親は気にした様子も無く佐助に詰め寄る。
「shit!図体ばっかりでかい馬鹿が!だから俺はロリコンじゃねぇっつってんだろが!」
「あーうるせ。で、で?」
「うん、バッチリだよ。毛利さんね」
「うぉぉおおおー!やった!!」
 喚く政宗をいなすと、元親は聞き出した佐助の言葉に一気に有頂天となった。両手でガッツポーズを作り、咆哮する。大学一年生の時、婆娑羅大学の文化祭で初めて彼女を目にしてから、元親はずっと一途に元就へ恋慕の情を募らせていたのだった。
 そんな元就が歴史研究同好会に所属していると知った時に、本気で歴史を勉強しようと決意した元親は、日本史、世界史の勉強を今も続けている。初めは少しでも元就に近付く為だったが、日に日に増える知識に思考する事が楽しくなって、今では元就と歴史について論じ合える時が来るのが楽しみで仕方無い。政宗はそんな元親をキチガイだと思っている。

「で…まぁあと一人なんだけど……」
 元親は言わずもがな、何だかんだと喜ぶ政宗の二人を一瞥し、佐助は気まずそうに慶次を見やった。どうやら何かあるらしく、慶次は曖昧な笑みを浮かべて「何?」と尋ねる。
「いやなんつーか…あとの子達全員彼氏って言うよりむしろ旦那持ちでさ。流石に4対3で一人余るのは可哀想だと思って…その日暇だって言う子を誘ってもらったんだけど……」
「なんだ、そんな事か。いいよいいよ、綺麗な女の子たちと飲んで騒いで出来ればいいからさ」
 爽やかな笑顔で手を振る慶次に、佐助は大いに感動した。この大らかさを眼帯馬鹿二人にも見習って欲しい所である。
「…ありがとう!本当もう前田の旦那だけが唯一の良心だよ~!皆で楽しめるように俺様も頑張るからさ」
「毛利には手出すなよ」
「真田に話しかけたらぶっ殺す、You see?」
「……マジで殴っていいかなそこの眼帯馬鹿二人」
 しかしどうにも自重する気のない元親と政宗に、佐助は額に青筋を浮かべた。


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慶次大好きハァハァ
彼は合コンによく行くけど、特定の女の子を作るとかじゃなくて、広く浅くの付き合いを増やしていっている気がします。

で、幸村はなんかお館様ブロマイド(佐助作)とか定期券入れに入れてる。
政宗に「誰だよこのおっさん」とか言われてブチ切れる(政宗は「なっ、ひ、酷いでござるぅ!」とかそういう反応を期待してた)。
物凄い剣幕で怒られて凹んで部屋の端でいつきの笑顔に癒されたい…と思っているのに、当のいつきは政宗の世話役の小十郎と仲良くお料理とかしてるといいな。伊達いつも小十いつも好きだ!

元就はザビー教信者。ザビー教と言うのはザビー様のファンクラブで、ザビー様は人気占い師的な感じの人。オーラとか見える。胡散臭いけど実は本物。けど胡散臭い。
ザビーについて熱く語る元就に若干引き気味だけど、まさかの慶次が元就に同調したので焦りまくり。
「な、なんでザビーなんかがいいんだよ…!」とは思ってても言わない。何故なら政宗の二の舞になりたくないから。

でも酔わせてホテルにINして何もせず(出来ず)翌朝ぎくしゃくすればいいと思いますチカナリは。

佐助が一番まともな気がするけど、かすがは謙信様で頭が一杯でした。
市は長政様が迎えに来て開始早々に帰っていきました。


お…おお…なんて不憫な合コン…orz


 

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