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親就が熱い
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明けましておめでとうございます!
新年のご挨拶が遅くなってしまいました…初っ端から申し訳ございません。
今年もどうぞ宜しくお願いいたします^▽^

そんなこんなで漸くクリスマス親就の続きが出来たので以下そんな感じです。
なんの進展もないけど二人の関係は今のままで十分かなあと思いまして。
↓お暇潰しにどうぞ。





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 言ってしまえば、クリスマスは本当に何もなかった。むしろ24日の夜以来、警戒されているようで迂闊に近づくことさえ出来ないでいた。
 あの日、玄関の中に連れ込んで抱き締めた次の瞬間に、元親は元就に突き飛ばされて廊下に尻餅をついた。何が起こったのかわからずに目を白黒させていると、こちらを見下ろす元就が不機嫌な顔で「我に触れるでない」と言い放った。いくら寒さで動きが緩慢になっていたとは言え、元就はいつもの元就だった。
 実を言うと、元親がクリスマスイブ当日の退社時間ギリギリまで元就を誘えなかった理由の中には、元就との折り合いの悪さがあった。顔を合わせれば売り言葉に買い言葉で口汚く罵り合う関係の二人は、社内では犬猿の仲だと認識されている。当然元就は、元親に好かれているとは思ってもいないだろうし、普段から元就のことを「大嫌い」だと公言している元親が、イブの日だけ素直になることは至難の業だろう。それを何とか成し得た結果、一度は断られたものの上手く事が運ぶと思いきや――――やはり駄目なものは駄目だった。
(くそったれ)
 元親は何も出来なかったイブと、日付が変わってからのクリスマス当日を思い出し、心中で舌打ちした。どうせならキスだけでも無理矢理にして、本命からの力任せの張り手と言うクリスマスプレゼントでも貰えば良かった、と悔やむ程に何もなかったのだ。
(そのくせ、ちゃっかり俺のベッドで寝やがって…人がどんな気持ちで……いや、毛利が帰った後に色々させてもらったが)
 多くは語らないが、微かに元就の残り香が香る自分のベッドは、元親にとってこれ以上ない‘オカズ’になった。
(結局待ち人が誰だったのかも聞き出せなかった…公園には誰も来なかったし…)
 クリスマスから数日経って年を越した今でも、ベッドに潜り込んだ元就の姿を鮮明に思い出せる。元親は立ち上がりながら、仕事始めの慌ただしい日に随分と呑気なものだ、と自身に呆れながら頭を掻いた。
「長曾我部さーん、外線1番にお電話です。えーっと、雑賀工業の女性の方から…」
「ああ、サヤカか。ありがとな鶴の字」
 元親がサヤカと呼ぶ雑賀孫市は、彼の高校の同級生で雑賀工業の現代表取締役だ。彼女から直接電話が入ったと言うことは、仕事の電話と見せかけてクリスマスの進捗を聞きだそうと言う魂胆だろうが、生憎答えられるような進展は一切ない。保留1番のボタンを押して電話に出る元親の視線の先には、デスクに向かって大量の書類を捌いている元就の後ろ姿があった。

 クリスマスのあの様子を見る限り、元就が夜の公園で実は元親を待っていたなどと言うことは万が一にもないだろう。誰と約束して三時間も寒空の下待ち続けたのか、それがわからない限りいつまでも去年のクリスマスを引き摺りそうだが、どうにも聞き出せる気配はない。これは勇気以前の問題だ。近寄るだけでケダモノを見るような目で睨み、距離を取るのだから。
「サヤカには馬鹿にされるしよぉーっ!踏んだり蹴ったりだぜちくしょう…ん?」
 昼食を買いに出た帰り、職場がもう信号の向こうに見えると言う所で、胸ポケットに入れた携帯電話が震えた。本当は年明けの一日目からコンビニ弁当は避けたかったが、昨夜入れた筈の炊飯器の予約が出来ていなかった所為でビニール袋を鳴らす破目になった。慌てて袋の取っ手を手首にかけ、携帯を取り出すとディスプレイには『毛利元就』の字が浮かんでいた。プライベートどころか仕事でも一度もかけたことはないが、同僚なのだから何かあった時に、と強引に携帯の番号を交換していた。(元親のこういった部分が元就には気に食わない所なのだろうが)
「も、もしもし」
 慌てて通話ボタンを押した為に手が滑って携帯を落としそうになったが、元親は何とか耳に当てて上ずる声を発した。そう言えば、元就とはクリスマス以来、なんだかんだ今日まで口を聞いていなかった。
『…長曾我部か、…今、どこにおる』
「昼飯買って、今もう戻る所だけど」
 そうこうしている間に信号が青く点灯している横断歩道を渡り、会社の入ったビルの入り口に辿り着いた。
「あんたからなんて珍しい…、何かあったのか?」
『いや…、まだどこかの店にいるのならば、と思ったのだが…、ん…』
「………………」
 受話器から聞こえてくる元就の声がやけに色っぽい吐息を含んでいて、元親はビルの中に入ると、いつの間にか足を止めて電話に集中していた。
「…おい、毛利」
『…は……なんぞ』
「まさか誰かとセックスしながら電話かけて来てるとかそういうプレイじゃねえだろうな!?」――――と怒鳴りかけて寸での所で堪えた。当然である。こんな真昼間の職場で、仕事人間の生真面目な元就が房事に耽るわけがない。
 他に考えうる事と言えば。
「あんた風邪ひいてんのか、もしかして」
『……悪いか。息苦しくて不快ぞ』
 予想が的中し、元親は溜め息を吐いた。暫く声を聞いていなかったから気付かなかったが、吐息混じりの苦しそうな声はかなりの鼻声である。少なくとも今日は彼の背中ばかり見ていたので、マスクをつけている可能性もある。
「おいおい、まさかクリスマスにひいたとかじゃねえだろうな」
 元就自身は自分のことを健康優良児だと常々豪語しているが、だからと言って冷え込んだ空気に何時間も晒されれば風邪の一つや二つひいたっておかしくはない。
『貴様には関係なかろう…それに、例えあの時にひいたのだとしても、我はザビー様からの愛の試練と受け止めるのみ…』
 しかし元就はそっけなかった。だがそれ以上に、元親は元就の口から発せられた男と思しき名前に耳聡く反応した。
「あ?ザビー?誰だそいつ」
『…?何を突然不機嫌になっておる…ザビー様はザビー様ぞ。クリスマスをザビー様と二人で過ごせなかったのは残念ではあるが、忙しい方ゆえ』
「…………そのザビーって奴が、あんたに連絡も寄越さず待ちぼうけにさせたってのか…?」
 ザビー様――――元親はその名を聞いたことがあるようなないような気がしたが、そんなことはどうでも良かった。まず問題なのは、あの元就の口から、クリスマスを一緒に過ごしたかった相手としてザビーの名が挙がったことである。
 黙っていられるはずもない。
『まあよい、出たついでに液体の風邪薬を買って参れ。もしくは栄養ドリンクを、』
「…やい毛利!てめぇ…まさかそのザビーって奴と乳繰り合う仲だってんじゃねえだろうな…!?」
『おい、聞いて…』
「俺の誘いを断ってまで一緒にいたかった相手だと…?なのに毛利に風邪なんてひかせやがって…ザビーの野郎…!!」
『何を申して……はぁ……、ん…話にならぬ。もうよいわ』
「待てコラァ!とりあえず今日はもう仕事もプライベートも絶対に電話出るんじゃねえぞ!すぐ戻ってやるから話はそれからだ!」
『意味がわからぬ。長曾我部…おい、』
「うるせえ!そうやって名前呼ばれるとドキドキすんだろうが!」
 元親は力の限り叫ぶと、携帯を耳にあてたまま非常階段を駆け上り、職場のフロアに飛び出した。途中で元就が「貴様のそういう勝手な所が」云々と言っていたが気にしない。
「あ、おかえりなさい長曾我部さ…」
「毛利ぃ!ザビーとの関係を洗いざらい吐きやがれ!」
「煩い、黙れ!この馬鹿が…!」
 振り向いた元就はやはりマスクをつけていて、そのことが元親に更なる火をつけたと言うか、持っていたコンビニのビニール袋を手近なデスクに乱暴に置くと元就に詰め寄った。周りの同僚達は何事かと目を丸くしていたが、二人のやり取りにやがて「また始まった」と誰も相手にする者はいなかった。

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クリスマスですね!なんかもうクリスマスになってしまったなんて…信じられない…
とりあえず一冊は出ます。チカナリで未亡人です。快適本屋さんでもう予約は始まってるのかな…?そちらもどうぞ宜しくお願いします!
あと黒毛原稿今やってます~遅くとも28日くらいにはもう一度詳しいお知らせが出来るようにしたいです。
尼子毛利も出したいぞ!

あああああそして拍手メールありがとうございます!すみません返事遅すぎてもうなんか…!orz
冬コミ終わったらお返事させて頂きます~!拍手のみの方々もいつもありがとうございます!


そんなこんなで以下クリスマスチカナリ
リーマンで付き合う前です チカ→ナリです 明日辺りに続きを…書けたらいいなと思います



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「先約がある」――――確かに誘ったのは退社時間の三十分程前で行動が遅かったのは認める。だが意を決して誘った相手にあっさりと断られ、クリスマスイブだと言うのに元親は意気消沈していた。
 友人達は当然、元親がイブの夜を然るべき相手と過ごすと思っていたので、仲間内で開くパーティに誘うなどという野暮な事はしなかった。独りで美しいイルミネーションに彩られた外を歩くのが嫌と言うわけではなかったが、元親は早々に帰って行く同僚達を見送ると、自身に残業と言い訳して職場に残ることにした。半ば自棄だった。
 実はプレゼントも用意していたのだ。相手は末端冷え症気味だと人伝に聞いていたので、ありきたりだが少し高価な手袋を渡そうと思っていた。出来れば今夜距離を縮めて、明日は土曜日で休みと言うこともあり、家に連れ込んでキスくらいはしてやろうとも思っていた。
「…くっそお~~~…!!」
 元親は相手の言う「先約」が誰との約束なのかすら聞き出すことが出来なかった勇気のない自分に失望し、デスクへ八つ当たりした。それから今夜の為にいつも以上に気合を入れてセットした頭を掻き毟って、デスクに突っ伏した。
「一体誰との約束があるってんだよ!おい!」
 まさかクリスマスを一緒に過ごす存在がいたとは考えもしなかっただけに、元親のショックは大きかった。
「……うぅ…」
 孤独に過ぎゆくクリスマスイブの夜は虚しいばかりだ。元親は十一時を回った頃に漸く、涙を飲みながら渋々とだが帰路についた。

 外は予想通りに冷え込んでいた。雪こそ降らないが、計画通りなら今頃暖かなホテルのラウンジか自宅で、すぐ隣に――――そんなことを考えれば考えるだけ、寒さが元親を襲った。
「…ん?」
 電車やバスに乗る程遠くはない自宅へ帰る途中の道には小さな公園がある。流石にこの時間で、住宅街の中にあるこの小さな公園で戯れるカップルはいないが、そこに差し掛かった時に元親は思わず足を止めた。
 人影があっても別に不思議ではないし、ただの犬の散歩かもしれない。
 しかし人を待っている様子の華奢な後ろ姿を一つ、公園の中に見つけてしまい、元親は突然跳ねあがった心拍に呼吸を浅くした。
「も……毛利!」
 人違いだったらどうしよう、と彼――――毛利元就の名を呼んでから思ったが、振り向いた顔が名前の人物と合致していたので、元親はほっと息を吐き出した。しかし、予想が当たっていた事で更に速くなった動悸に、焦って踏み出した一歩が少々よろけた。
「……何故貴様がここに」
「それは俺の台詞だよ…あんた何してんだ、こんな所で一人…」
 咄嗟に抱き寄せて、元就の赤くなった鼻に自身の鼻を擦り合わせたかったが、恋人ではないので欲求を抱くだけに留めた。
「人を待っておる」
「何時から」
「さあ…ここに来たのは二、三時間前になるか」
「……はあ……?」
 あまりに元就があっけらかんとしているものだから反応が遅れたが、三時間も一人でここに立っていたと言うのか。
 約束があったんじゃないのかとか、三時間も何故何もせず待ち続けているのかとか、色々と思う所はあったが何よりもまず、元就の待ち合わせ相手への怒りで頭に血が上った。
「馬鹿野郎!あんた…すげぇ冷えてんじゃねえか!」
「む」
 元就をこんなにも冷たい寒空の下で待たせるなど――――悔しい。悔しくて、元親は奥歯を噛んだ。
 自分の誘いに乗ってくれていればこんな思いはさせなかったのに、と地団太を踏みたくなったが、それより何より暖かな場所へ元就を連れて行くのが先決だと、元就の手首を掴んだ。
 元就は着ている服さえ冷えていて、元親は今この場で元就を心行くまで抱き締めたい衝動に駆られた。
「俺んちすぐそこなんだよ、…そこのマンション」
 つい一年前に改装された十階建てのマンションは、新築に近いくらい綺麗である。室内も、リビングはそこまで汚くしていない。
「長曾我部、」
 引き摺るように連行すると、元就がそこまでしてもらう義理はない、と抵抗したが、「公園に誰か来たら部屋から見えるからそれまで待てばいい」と強引に玄関の中に連れ込んだ。
 途中何度か、長曾我部、と必死に名前を呼ばれたが、呼ばれれば呼ばれるだけ気分が高揚した為、元親にとってはむしろ逆効果だった。
 夢のようだ。もう少し早く帰路についていれば、と悔やみもしたが、寒い中を三時間待っていた所為か元就の抵抗は弱かったようにも感じる。
「あっ」
 部屋に入るなりもう我慢出来ず、玄関戸の内側に押し付けて抱き締めた元就の耳元で、「寒かっただろう」と囁いた。
 元親はどうしてもクリスマスを共に過ごしたかった相手を、今まさに腕の中に閉じ込めた。

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いい夫婦の日にかこつけて気持ち悪いアニキを書いてみたよ。
それから今回は元就をあり得ないくらい常識人というか普通の人にしてみました。
ノンケ元就はなんとなく甘味とか普通に食べられる程度で好きではなさそう。
あと今日ボタンの日らしいです。

先生同士の現パラです~
長曾我部先生→男にモテる毛利先生

そして拍手ありがとうございますー!コメントもありがとうございます!>///< また後ほどお返事させて下さい~!^▽^*

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「毛利先生よぅ…今日が何の日かくらい、あんただって知ってるんだろ」
 学生達でざわめく、昇降口前の広場にあるベンチに呼び出されたので何事かと思えば、妙に照れた顔の元親に肩を抱かれて元就は顔を顰めた。
「それくらい知っているに決まっておろう」
「……へっ、そうこなくっちゃな」
 元親は更にむずむずと鼻の下を伸ばすと、元就に顔を近づけて覗きこんできた。確かに今は昼休みで、昼食を食べ終え手持ち無沙汰にはしていたが、しかし真剣な話があると元親が言うから元就はわざわざ足を運んだのた。
 それなのに、今日が何の日かと聞いてくるだけなど、はっきり言って時間の無駄だ。
「ボタンの日がなんだと申すのだ」
「そうそう今日はボタンの日だから…って……なん…だと……」
 先ほどまででれでれと上機嫌だった元親の顔が、一瞬でこの世の終わりのように影を帯びた。
「おいおい、嘘だろ…!今日はいい夫婦の日だろうがっ、百人中百人がそう答えるぜ」
「その百人の中に我がいれば百人中九十九人の間違いであろう、つまり百パーセントではない。して、ボタンの日がどうしたのだ」
「だからボタン違っ…いい夫婦の日だって言ってんだろーが!くっ…」
 何故か泣きだした元親に胡散臭い視線を向けながら、元就は溜め息を吐いた。三十路を超えてなお互いに独身なのに、いい夫婦の日など関係がないにも程がある。おまけに教え子達が溢れる学校の敷地内で元親は何を求めていると言うのか。まさか生徒の情操教育に宜しくない不埒な思いを抱いているのではなかろうな、と元就は元親を警戒した。
「くそ…ボタンに出鼻を挫かれるたあ…。いい夫婦の日に託けてあんたにプロポーズしようと思っただけだよ…、…おい、なんでそんなに離れて…流石にこんな所で襲ったりしねえよ、信用ねえな」
「…貴様、この一連の流れで本当に引かれない自信があったのか?我も貴様も男であろう、何を考えておる」
「それこそ野暮ってもんだろうが、俺はあんたのことしか」
「ベタな返答は要らぬ」
 冗談にならない冗談を口にしながら迫ってくる元親に、元就は顔を青ざめさせながらベンチの端まで逃げた。通りで最近熱心に話しかけてきていたと思えば。
 否、最近ではない。先にこの高等学校で教師をしていた元就に、別の高校から転勤してきた元親が必要以上に絡んできたのは、その転勤初日からだった気がする。年齢で言えば元就の方が数個上だと言うのに敬語を使っていた期間は知り合って一週間あったかどうかだし、気付けば同じマンションの隣の部屋に越してきていたりで、正直なところ元就は参っていた。
 ただでさえ、男子校でもないのに男子生徒からセクシャルハラスメントを受けたり告白されることの多い元就は、元親もまたそういう性癖の持ち主だったのか、とげんなりした。元就は所謂ノンケで、至ってノーマルである。問題なのは、顔は整いすぎているくらいの美形なのに、女性からはモテないことであった。
「大体、たかだか語呂合わせの日にプロポーズなど…しかも学校で…」
「ここは俺とあんたの思い出の場所になるだろ?へへ…プロポーズは絶対に学校で、って決めてたんだよな…」
「……誰ぞエチケット袋を持っておらぬか…尋常ではない吐き気が込み上げてきおった」
 頬を染めながら照れ臭そうに頭を掻く元親の隣で、元就は口と鳩尾の辺りを左右の手でそれぞれ押さえながら、ベンチから立ち上がってその場を離れようとした。しかし――――。
「毛利先生、俺は今夜にでもあんたのバックバージンを頂きに行くぜ…なっ、いいだろ?」
「………………………」
 手首を掴まれ、堂々とレイプ宣言をした元親の気持ち悪さに、元就は生まれて初めて失神した。

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この後失神した元就は保健室に連れていかれて、目を覚ましたら長曾我部先生に服脱がされておっぱいを吸われてて「!!!???」てなります。でも仕方ない…アニキの前で気を失う元就が悪いと思う…
 

黒毛部屋に上げる前に、ということで
手直しは移す時にするかと思います~今夜中に何かしら上げたかったので見直しすらしていない状態ですが…申し訳ない…
ジョシー×サンデーが熱い というかもうザビー教が熱すぎてどうすればいいかわからんのです
黒毛は元就から矢印出まくりだけど、ジョシーサンデーはジョシー→サンデー気味だといいな~と思います。
実際はジョシー→←←←サンデーくらいだけど 普段の黒毛と変わりませんね…
↓そんなジョシーサンデーです↓

すみません拍手ありがとうございますうううううう!!!!ブワッ
またお返事しに参ります!(*´▽`)ノシシシ




********************
 官兵衛はとにかく癒しが欲しかった。いつもいつも三成や大谷に虐げられ、暗い穴倉で労働を強いられれば鬱憤も溜まる。そんな折、大友宗麟が河童頭の貧弱な男達を連れて穴倉にやって来たのは、最早運命だったのかもしれない。
 宗麟曰く、ザビー教には愛がみなぎっているらしい。何よりまず癒されたい、と官兵衛が主張すると、宗麟はにっこりと笑って「極上の癒しが待っていますよ」と言った。
 かくしてやってきた戸次川のザビー城で、官兵衛は見知った姿を視界にとらえた。
「…げぇっ、なんで毛利がここに」
「彼はサンデーです。ザビー教団戦略情報部隊長を任されている優秀な信者です、仲良くして下さいね」
 いつの間にか隣で胡散臭い笑みを浮かべる信者が、サンデーと呼んだ小柄な美人を見て更に口元を歪めた。男の垂れさがった目尻と荒い鼻息に、官兵衛はぞっと背筋を震わせる。
「も、毛利もここの信者だったなんて知らなかった」
「サンデーが戻ってきてくれて、我々は日々眼福…いや、非常に助かっています。ザビー教の運営や、布教や、夜のオカズなど…特にあの腰から尻にかけてのライン……ごほん!とにかく宗麟様には感謝しなくては」
 それでは私は職務に戻ります、と口早に言って、そそくさと離れていった信者は掃除当番だったらしく床を箒で掃きながらも、椅子に腰掛け静かに読書しているサンデーを舐めるように見つめていた。
「……………」
 講堂のど真ん中に一人取り残された官兵衛は、やや不貞腐れたように唇を突き出した。
 いつも大谷と一緒になって苛めてくる毛利元就がここにいることは驚いたが、それよりなにより信者達の元就に対する態度が気になった。
 信者たちの目線のいやらしさ――――もしや、性奴隷にされているのではあるまいな。と考えついた所で官兵衛は頭を振った。よく見知った元就が、信者達に体をもてあそばれているところなど想像したくもない。仮に真実だとしても――――否、真実である筈がない。妄想は止めだ。
 そもそもあんな潔癖症のような元就が簡単に、それも男に体を許すわけもなく、官兵衛は思考が暴走気味なことに気付いて、冷静になれと自らに念じた。
 癒しを求めてザビー教にきたのだ。そこに偶然元就が居合わせただけで、官兵衛とは何の関係もないだろう。
 そう、何の関係も。
(…いや…ここに放置されたと言うことはつまり、この場所に小生の求める癒しがあるということなんじゃないのか?)
 何も言わずに右も左もわからぬ場所に放り出してくれた宗麟に、官兵衛は頭を回転させた。装飾は煌びやか過ぎるが、厳かな空気に満ちた講堂は確かに心が浄化されていくようだ。しかし癒しというには何かが足りない。その何かを探して目につくものと言えば――――やはり元就の姿だった。
(……………)
 先ほど見た時も思ったが、何故細身の体が更に目立つような黒いザビー教団の装束を身につけているのだろうか。確かにザビー教の信者ならば着ていて当たり前なのだろうが、兜も鎧も着けていない元就は珍しすぎて、官兵衛は妙に照れた。
 よく見れば奥二重だが一見切れ長の一重瞼も、頬に影を差す長い睫毛も、小さな鼻と口に細い顎も、すっと伸びた背筋と細すぎる腰も、その割に肉付きの良いきゅっと締まった尻も、雅な仕草の一つ一つも、――――正直な所、全てが官兵衛のツボである。
 昔はからかうとすぐに怒ったりして可愛かったしなあ、と過去に想いを馳せながら、官兵衛は確信していた。
 つまり、元就が癒しであると。
 官兵衛は静かに近付いていくと、元就の隣に腰掛け、そのまま元就の方へ上半身を倒した。硬すぎず柔らかすぎず、程良い弾力が官兵衛の後頭部を包んだ。
「……これはなんぞ」
「膝枕、知らんのかお前さん」
「膝枕くらい知っておる。何をしているのかと問うておるのだ」
 普段の元就ならば逆に喜ぶだろう行動を取ったつもりだったが、官兵衛の予想に反して元就は冷たかった。
 いつもならば、「ついに我を娶る覚悟が出来たのだな?」くらい言いそうなものだが、むしろ「我の膝枕はすなわち性交も同じこと!認知せよ!」とでも言うだろうか。とにもかくにも過剰な猥褻行為を、時と場所と場合を考えずに仕掛けてくる元就にはあるまじき反応だった。
「小生は癒しが欲しくてザビー教に入信したんだよ…金も自由もないが、愛だけはあるぞ…」
「…我の困った顔が見たいだの我を丸裸にしたいだのと素面で抜かす、欲望に薄汚れた貴様の愛など誰が欲しいものか」
「オイオイ、小生はこれでも純情派でね……なんだその顔は」
 こんなことを言えば喜ばない筈がない、という言動にもやはり冷たい元就に、官兵衛は段々焦りを感じ始めた。

 ふと、元就が遠くを見た。寝転がって下から元就を見上げている官兵衛には、元就の表情はわからない。
「我は博愛主義ゆえ、いかに貴様が我のことを愛してやまぬとも、貴様だけに心を砕くことは出来ぬ…」
「………………」
「タクティシャンのさだめよ」
 ここまで悲しそうな元就の声音を、官兵衛は終ぞ聞いたことがなかった。
 何をそんなに思い詰めているのか気にはなったが、元就が喋るたびに片頬が触れている彼の薄い腹が微かに震えて、その震動がとても心地よかった。元就に触れている箇所から伝わる温かさに、官兵衛は段々瞼が落ちてくる。
 今膝枕をしているのは元就だが、元就ではない、そんな現実逃避も相俟って、官兵衛は目を閉じて三秒で眠りについた。
「……聞いておるのか黒田っ」
「ふが!」
 が、元就にすぐに起こされて、官兵衛は叩かれて痛む鼻を擦った。
「なに?我と同衾したい?我が名門を心行くまで蹂躙したいだと?愚劣な…やはり貴様は下衆な男よ。しかし、そうまで申すのならば仕方あるまい…我は皆平等に愛さねばならぬ愛の使徒だが貴様だけ特別ぞ」
「う~ん………ん…!?…待て待て…そんなことは言っていな……小生は真剣にだな、付き合うのなら清い関係からと…」
 元就は当然聞く耳を持たなかった。そして、官兵衛は全てが元就の、否、サンデー毛利の策略であることに漸く気付いた。
「信者達よ、急ぎ布団を敷け!我を待たせるな!」
「な、なぜじゃああああ!って、小生はまだ寝んぞ!お前さんとはその…段階を踏んで」
「御託はよい、据え膳を食わぬとは貴様それでも男か。それに、愛しかないのであろう」
「………………」
 信者の敷いた布団はそっちのけで、身を起こした膝の上に跨って来た元就に、官兵衛は「もうどうにでもなれ」と愛の扉を押し開いた。


 

ちょっともう原稿追い込みなんですがムラムラしてきたので以下小早川×♀毛利失礼します
小早川に私が乗り移り過ぎていて申し訳ない…あとエロで中途半端です

とりあえずアニメ11話は日輪様が怖かった…元就が無事で何よりなんだけど来週こそは三成ストのあれみたいなゼェハァ元就が見れるのかな…?・ω・? 三期持ち越しでも全然いい!!!
いや本当…ガチで日輪様怖かったです…wwwあれ喰らった方々を色々想像するとグロすぎて泣けてくるので小早川になって元就様ぺろぺろしますね^O^
あとアニキがアホでとても萌えた…(*ノノ)また御託か!の台詞に爆笑したんですが、アニキは松永の言ってることの三分の一も理解出来てなさそうな所が可愛いですww
だから元就とも意思疎通が出来んのじゃろがい…親就萌える…
来週終わったら三期か映画化か~って感じですかね~^▽^
同軍瀬戸内でToLoveる展開期待してます!


そして引き返すなら今↓









*********************

「毛利様…ぼ、僕、毛利様がおおお女の子だってこと、知ってるんですよ!」
 男のように振る舞い、乳房をさらしで巻いて隠しても、立ち上る色香は隠しきれなかった。
 目の前で吃りながらも興奮に目を血走らせている秀秋に、元就は思い切り眉間に皺を寄せた。うわあああと情けない悲鳴を上げた秀秋は、しかし今回ばかりは退く気がないらしい。
 怯えながらも、秀秋はにじり寄ってくる。
「こんな、い、良い匂いばかりさせて!みんなが毛利様のおっぱいを見てるし、お、お、お、おまんこっ…舐めたいと思ってるんですよ!!」
「その口を閉じよ、金吾!!」
「ヒッ…!」
 いつものように怒鳴ってみせた所で形勢は変わらず、鍋の中に体を入れられ、左右の取っ手にそれぞれの足と手を固定され股を大開きにした情けのない体勢では格好がつくはずもない。手足の縄を解こうと体を揺すってみるが、丸い底の鍋ごと揺れるだけで意味はなかった。
「ぼ、僕を踏む時、最後に下から覗ける毛利様のお股に我慢出来なかったんです…!」
「だからなんだと申すのだ!貴様…これ以上我に無体を働けばどうなるか…わかっておろうな…?」
 これだけ脅せば秀秋も流石に退くだろう、と高を括った元就は、秀秋の本質を理解してはいなかった。
「なっ…!?」
 一度、大きな音を立ててごくりと生唾を飲み込んだ秀秋は、無防備な元就の股間に鼻先を埋めた。
「やめっ…金吾っ…ひぅ…!」
「はあ、はあ、…お、美味そう~~…!」
 フガフガと鼻を鳴らしながら秀秋は袴越しに元就の股間の匂いを嗅ぎはじめた。股間に顔面をきつく押し付けて、窒息寸前まで匂いを吸い込むと、「ぶはっ」と顔を上げ、息を吐き出しながら幸せそうな表情を空気に晒す。
「金吾…!」
「毛利様、一昨日から忙しくてお風呂入ってないんですよね…ふ…ふふ…」
「……!!」
 秀秋は涎を垂らさん勢いでにやけると、元就の薄い腹の中央で結ばれている袴の帯に指をかけた。

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